また行きたい ”パパ・アントニオ”
また行きたいレストランに出会った。それは代官山ヒルサイドテラスのPAPA' ANTONIO(パパ・アントニオ)。イタリアンレストランです。
入口の小さなドアを開け、右手下にお店を見ながらゆっくり下っていきます。食の前のこのアプローチがあって、心地よい。古いイタリアのくらしを思わせるテーブルや椅子も落ち着く。なによりお店のウェートレスさんが出しゃばるでなく、かといって引いているわけでなく、気持ちのよい気配りが感じられて、気持が軽くなった。料理もおいしかった。
そしてなにより、仙台からわざわざ上京してくださったお嬢さん・・・今春大学に入学して夢いっぱい・・・との爽やかなひとときでした。
この店は1944年(昭和19年)に海軍の軍人だった?アントニオ・カンチェミ氏が日本で初のイタリアレストランを神戸に開いて以来60年以上を経ているとか。伝統・洗練。
E棟に向って入口(写真の)右手、D棟にあります。
http://www.papa-antonio.com/
http://www.hillsideterrace.com/shop/shop_d_papa.html
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コメント
懐かしいヒルサイドテラスの写真ですね。
約30年前に自宅が近くだったのもあって、学生アルバイトをさせて頂きました。(当時はANTONIO)
本当は女性を採用しない方針だったのです。
日本ではまだ希少なカフェマシーンを触れて感動を覚えました。マスター(PAPA ANTONIO)は朝から胃の調子が良くないとコーヒー豆を丸ごと口に入れて、”これは一番いい薬だ”と言う。マネジャーはお茶目に気功のまねをして見せた。わずかのアルバイト期間ですが、当時で最高級のイタリアンで働けて、そして超有名人にも会えて、食事に対するマナー、姿勢、サーヴィスも勉強できました。現在イタリア在住です。もう一度PAPA ANTONIOとイタリア語でお話をしたかった。
投稿: | 2008年11月18日 (火) 04時41分
約30年前の、映画の一シーンを見ているようなゆっくりした、ユーモア溢れる安らぎの場面ですね。パパ・アントニオのあの雰囲気に。
私もその場面にいたい、という夢、強い誘惑にかられます。いえ貴女の?お邪魔にならないようにそっと離れた席で良いですから。
たとえわずかの期間でも青春の素晴らしい思い出ですね。宝物。人生を豊かにしたことでしょう。
現在イタリア在住でいられるとか。お元気で。
耕クラフト yamko@hkg.odn.ne.jp
投稿: 耕クラフト | 2008年11月18日 (火) 21時29分
耕クラフトさん、コメントをありがとうございます。
コメントを頂けるなんて、、とても嬉しいです。
17年前に主人の駐在の為ミラノへ来ました。
現在は日本食レストランを経営していますが、近じか改装をしたいと思っています。
このプログをたまたま見たのですが、耕クラフトさんが"木”について色々とされているようで、次の改装は木を使って屋台の長いすアジアンチック調にしたいとずっと考えていました。2度目のコメントで大変恐縮とは思いますが、アドバイスを頂ければ幸いに思います。
山本
投稿: | 2008年11月19日 (水) 10時15分
日本食レストランのご経営とか。日本食が健康志向とあわせて世界に広がっているという話しを新聞等でよく見聞きしています。その先端のかたから、コメントをいただけるとはとても嬉しいです。いつかその辺のこと、食のことを聞かせていただければ、幸いです。
改装のこと。
私の理解不足なら申し訳ないのですが、アジアンチックとか、オリエント風とか、良く使われていますが、ただ日本について少し誤解を与えないか、気懸かりです。どこら辺に設定するかがデザインの決め手になるような気がします。
寿司ならば、「日本」の風土を感じさせるような雰囲気をまず思います。感性が豊かなひとなら、その違いを直ぐに感じてしまいます。
対象は一般のひとか、感性の鋭い人、どちらにより力をいれるか。
改装対象はお店全体にするのか、屋台だけか、あるいはピンポイントに絞り込むか。
茶室風にするか、町屋の風情にするか、農家風にするか、農家の縁先の気楽さにするか、土間にするか、など。
屋台の長いすですが、つくりはラフなものも良い反面、鉋で面を美しく出したりして特徴を出すなどの方法があるかと思います。
私の場合、専門は家具でなくて、あかり(照明)なので、詳しくはわかりません。年内に家具の友人に会うので、話題として話してみましょう。面白いはなしがあればその都度お知らせしますよ。
それから、あかりも、おもしろいかもしれません。夜は幻想的な素晴らしい世界が演出できますよ。和風でいて、世界共通の癒しの世界が演出できるでしょう。いかがでしょうか。本当にたとえばですが、私のホームページ http://www.kohcraft.com
より、たとえば作品(あかり)に入って、「ふるさとシリーズ」などです。手前味噌になってしまいました。
以上思いつくまま書いてみました。
なにかヒントになれば幸いです。
投稿: 耕クラフト | 2008年11月21日 (金) 07時30分
日本から遠く長年海外に住むと異文化をそれなりに吸収しますが、ついついかつて住んでいた国のことの記憶や風習がボヤケテ薄れてしまいます。また、異国がほぼアジア人がみな同じことで、日本を描いてるつもりでもテレビの映像のバックミュージックが中国の音楽だったりします。ですから、『日本』についての誤解に対する気懸かりは分かっているつもりです。
今からまた仕事に行きます。(そちらは深夜ですね)
ご返事に対するお礼を早急にしたくて、”筆”を取りました。ありがとうございます。
ミラノの”ZAKURO”石榴を見てみて下さい。
照明の電球がよく褒められるのですよ!
投稿: 山本 | 2008年11月22日 (土) 03時03分
今晩は。先日はご多忙の最中にもかかわらず、店の改装に役に立つアドバイスを嬉しく読ませて頂きました。ありがとうございます。
今週中には友人に紹介された室内デザイナーさんとの”アポ”が取れましたので、楽しみです。
弊店のホールにあります照明は、イタリアで知られている”もの”で、今でもどこのものかと聞かれます。強弱が自由にできるので、時々遊んでます。
いつか、取り付けてから随分経ってから切れた電球を取り替えようとしたら、どう回しても取れなくなって、、
メーカーさんを呼んだら七つの照明のうち約半分が不具合で、照明を割らないといけなくなって、、、(貴かったので、もし自腹だったら大変なことになると思った)
何とか保障があったので、それとも心が痛かったのでした。店のトイレはIKEAのもので、従業員が電球を取り替えたときに思いっきりきつく回して、、ある時、トイレからガラスの激しい割れ音(破裂音)がして、ちょうど誰もいなかったので、ホットしました!!今は裸電球のままで、結構いけますよ。
夏の日はよく町中に停電がありました。すぐに蝋燭を灯して、イタリア人は停電なんて気にせずに”なんてロマンチックだ!”と喜びます。サービスする方は大変ですけど。急に電気が点くと”あ~~~せっかく気分が良かったのに、、”って顔してましたっけ。
事に対して柔軟性があって楽しむ人種ですが、仕事に対する姿勢は、、、忍耐力を持つのみです?
投稿: 山本 | 2008年11月25日 (火) 09時42分
私も今日11月26日10何年ぶりでこのお店に行きました。
山本さん実は私は社員として女性としては初の採用で働いていたんですよ。きっとお会いしているかもしれません。アルバイトさんは女性もおりましたから。今はイタリア在住なんですね。私もアメリカ在住です。今回は日本に来日して東京時代の恩師とこのお店を訪れました。恩師は私が働いていた頃良く来てくれたものです。今日はマネージャーのピエトロさんとも懐かしい話ができまました。味は抜群でいたるところにピエトロさんのこだわりが感じられます。私も彼にいろいろ教わりました。
今はいろいろなおしゃれなお店ができておりますが、ここはイタリアの伝統的な部分が多々感じられる唯一のお店と思います。
不景気の風もありますが、ずっとずっと残って欲しいお店のひとつです。
投稿: Mako | 2008年11月26日 (水) 23時04分
耕クラフトさん、申し上げありません。
こちらのブログをお借りしてmakoさんに返事を書かせて頂きます。
makoさんコメントをありがとうございます。
まさか同じところで働いてたとは、、、でも、、、私は30年前の話ですよ。
私は自分では若いつもりでいるんですが??、、PIETROマネージャーとは10歳も違いますよ!makoさんにはお会いしていないと思います。どちらにしも、嬉しい話なので、あの頃の自分が懐かしくて、多少の悩みがあってもすべてがキラキラ輝いてた頃でした。
耕クラフトさんの言うように、青春の思い出そして人生を豊かにしてくれた一ページだったと今も思います。
当地も不景気ですが、弊店を一番好調(自分なり)の時に一度閉めて改装することを決めました。清水の舞台から飛び降りるような思いですが、”イノシシ女”の意地です。全てがうまくいくと確信します。
お元気でお過ごしください。
投稿: 山本 | 2008年11月27日 (木) 10時51分
山本さん Makoさん
このコメントを書いている時、山本さんからのコメントが入ってきました。
おもしろい出会いですね。インターネットの弊害が言われますが、こういう仕組みがなければとても出来ないようなめぐりあいですね。
これも13年まえの「こどもの詩」のお嬢さんから発しているのですから。
イタリアやアメリカやそしてパパ・アントニオがぐっと近づいてきました。こんな素晴らしい話が聞けて嬉しいです。
さらに愉快に発展していくこと、これが楽しみです。
山本さん ・・・ 照明のこと、イタリアの楽しさですね。
Makoさん ・・・ こんなご縁ですね。来日中なら、いま横浜・舞岡の「かねこふぁ~む」で30日までですが個展をしています。よかったらお出かけください。工房は近くです。詳しくはhttp://www.kohcraft.com
より展覧会へ。090-4918-4684
投稿: 耕クラフト | 2008年11月27日 (木) 11時38分
山本さん、そうか!30年前忘れておりました。私はおりません・・・・(笑)!!
イタリアで日本料理頑張ってください。
私はこのブログは「パパ アントニオ」で検索して出てきたのです。縁とは面白いものですね。
山本さんのときも床は木のブロックのような床でしたか?この床が今回とても懐かしく思えました。
天井はステンドグラスは変わりなくゴージャスです。
耕さん、是非個展にお伺いしたいのですが時間がありません。とてもいい作品ですね。
早速サイトを拝見させていただきました。猫を飼っているのですね。私もアメリカで飼っています。
昨日もTVで猫大好きな人の番組をやっていて、私としてはペット初めて、猫初めてですが、猫って可愛いな~と
つくづく思います。
投稿: Mako | 2008年11月29日 (土) 02時00分
今晩。またまたこちらのブログをお借りします。(GRAZIE!)
MAKOさん、耕クラフトさんの展覧会へ行けなくて残念ですね。私もホームページを見させてもらったのですが、来年早々改装中に時間があったら、一時帰国できたらな~と思案中です。
また、”ANTONIO”は私がいた時は、多分開店して間もなかったのです、PIETROマネージャーは大学の建築学科を卒業し、イタリアで生活もしていたので、店の床をイタリアの町並みを真似て設計したと思います。あの木のブロックの床のモップ拭きの時にはいつも”BIANCAちゃん”(私の名前)ちゃんと多めの水で拭かないと木に隙間がでるよって。(ヒールを履く女性客が隙間に填まってしまうし。)結構気を使いましたよ!!楽しかったけど。最近は3,4年前行きました。行く度自分が住んでいた家の周りもチェックして、懐かしく思う。
MAKOさんはアメリカのどちらにお住まいですか?
今私の家族はLOSに住んでいます。いつか会える日を楽しみにしています。お元気でね。
耕クラフトさん(山本さんですね)私の義父母も横浜に戦前から住んでいます。下町の相鉄線の天王町です。
先日義母には舞岡の事を話したら、彼女は戦時中に舞岡へ疎開をしていたとのことですよ。とてものどかな所で、但しそちらの方は交通不便だと言ってました。率直なことを言ってすみません。でも、もし私が一時帰国するようなことがあったら、必ず伺います。
それでは、お元気で。
投稿: 山本 | 2008年12月 1日 (月) 08時34分
山本さん
そうです。私も。
舞岡に疎開と言うのは、想像できます。
駅から下りると周りに田園が広がるのは、ここ舞岡駅だけです。駅前にはコンビニが1軒とJA関係の出店が2軒あるだけです。農業公園(舞岡公園)、アートな農家「かねこふぁ~む」、お神楽も。奇跡的です。とても「豊かな」ところです。そのうち、その様子をブログに載せようと思っています。
一時帰国されたら、ぜひ寄ってください。
投稿: 耕クラフト | 2008年12月 5日 (金) 10時45分
耕クラフトさん、
ミラノの山本です。
大変ご無沙汰していますね。
お元気でご活躍されていることと思います。
8月1日に一時帰国します。
お邪魔できる日は14か15日になるとか思います。
いかがでしょうか?
投稿: | 2010年7月30日 (金) 08時51分
こんばんは
ひさしぶりですね。
14(土),15(日)の両日空けておきます。
14日は夕方から夜18時-は、舞岡の農業とアートの仲間のミーティングをよくしています。
これに合流するのも良いかもしれないなどと考えています。
いずれにしても連絡は私のメールyamko@hkg.odn.ne.jp でするのがベターだと思います。どうぞよろしく。
* * *
今日は、相模原にあるJAXA宇宙科学研究所の一般公開で、見学してきました。
「はやぶさ」のニュースをご存知でしょうか?7年間かけて「いとかわ」という星に着陸し、60億キロの旅を終えて地球に戻ってきました。現在世界最長記録です。
相模原はひとでごったがえしていました。ブログに、これから詳しく書きます。
まずは。
投稿: 耕クラフト | 2010年7月30日 (金) 21時55分